プロジェクター買い替え比較(EPSON dreamio EF-100 → EH-LS500)
EPSON のプロジェクターを買ってから半年程度経ち、とても良いプロジェクターライフを過ごしていた。
日々の生活に欠かせない大事な存在になったので、もう少しお金をかけてもいいと思い、3倍弱の値段のものに買い替えてみた。思い切った!
高い買い物だったけど想像通り幸せになれたので、よくなったことや感想などをまとめる。
※ この記事はあくまで買い替えによる性能や嬉しさの比較で、家庭用プロジェクター購入時の検討方法については別記事にまとめる予定。
買い替え目的
テレビを持っていないため、テレビのように日常的に使いたかった。 (モニターは持っているが、書斎に配置しているためリビングに運ぶには手間がかかる)
そして日常的に使うには、明るい部屋でも見られるようにする必要があった。
※ 中古で売れるうちにプロジェクターを買い替えたかったというのもある。 家電は元が通れるまで長く使うか、中古を売ることでその家電にかかったトータル費用を「購入費 - 売却費」にすることが大事だと思う。
※ ちなみに半年強使った既存プロジェクターの投射時間は 845時間だった。 雑に計算すると1日あたり 3.5時間みてたことになり、すでに日常的な利用はしていたと言えそう。(845h / ( 30d * 8m ) = 3.5 )
性能/機能の比較
まずざっと、公式情報で比較してみる。
項目 | EF-100 | EH-LS500 |
---|---|---|
価格帯 | 8.8万~11万 | 28万~34万 |
解像度 | WXGA | 4K |
明るさ | 全白・カラー2,000lm | 全白・カラー4,000lm |
コントラスト比 | 2,500,000:1 | 2,500,000:1 |
光源 | レーザーダイオード | レーザーダイオード |
スクリーンサイズ | 30型~150型 ※300型までいけるらしいが非推奨 | 48型~130型 |
120型における投写距離 | 280~378cm | 75cm |
スピーカー | 5W(バスレフレックス方式) | 10W×2 |
その他特徴 | 台形補正(縦・横)、天井投射可能 | 超短焦点、3D対応 |
※1型=1インチ=2.54cm。つまり、120型=304.8cm
※価格帯は価格.comを参考にした。
cf. ホームプロジェクター EF-100シリーズ 仕様|製品情報|エプソン
cf. ホームプロジェクター EH-LS500B/W 仕様|製品情報|エプソン
ちなみにEF-100自体も結構性能は良い。 良かったけど、明るさ性能の問題で薄暗い部屋でしか使えなかった。
良くなったこと(体感)
性能/機能の比較で全体的に良くなったことがわかるが、特に嬉しみを感じた点は3つ。
①明るい部屋でも観れる!
旧プロジェクターでも部屋が暗ければしっかり見えるものの(むしろ特別解像度の良い映像でない限り新プロジェクターと差はないように感じる)、明るいと映像が見えにくい。
アニメやバラエティ番組など明るい映像ならともかく、海外ドラマや実写映画は明るい部屋で視聴することは困難だった。
※明るさや色の設定は部屋の状態に合わせて調整している。明るい部屋では観やすくするためにやや違和感があるような色鮮やかな設定にすることもある。
②綺麗に観れる!
4Kなど解像度が高い映像の場合、葉や毛の細やかさが違う。
夜景も綺麗!
やや明るい部屋で4K映像を比べると、色の鮮やかさ含めてより違いがはっきりする。
(4K対応ではないが)髪や瞳の透明感が違う。 また色を鮮やかにしようと色の濃さなどをあげる設定をしても、薄っぺらい色になってしまう。
新プロジェクターの方がステンドグラスやブローチの色がくっきりしており、変な黄色みがない。
③テレビ台に配置できる!
既存のプロジェクターは、ソファー脇に配置していた。 そのため「ちょっと邪魔」「スクリーン側からプロジェクター方面を振り返ってしまうとまばゆい光にやられる」という課題があった。
新しいプロジェクターは超単焦点レンズのため120型で投影するのに投射距離75cmで済むので、スクリーン沿いに設置できる。
今後への課題
思い通りにいかなかったことも多少はある。
もうちょっと明るくなって欲しかった
明るい部屋でも十分観られるくらい明るくはなったが、とはいえ期待していたほど明るくはできなかった。 明るくするにはブラックスクリーンが良いという話を聞いたので、次はその購入を検討しようと思う。 (尚、単焦点レンズで使えるスクリーンは10~30万でそれなりに高額になりそうだったので購入はしばらく先の予定)
インテリアの問題
120型で投影するのに投射距離75cmで済むので、スクリーン沿いに設置できる
と書いたものの、75cmは結構スキマがある。 (お掃除ロボが通過できるくらいで、良いような悪いような....)
スキマがあるとインテリアには少し違和感が出てしまう。
じゃあ75cmも空けないためにはどうしたら良いかというと、スクリーンサイズを縮めれば良いのだが、120型で投射することは譲れないポイントなのである。 (そもそも、大スクリーンで投射することが、テレビよりプロジェクターを選ぶ理由である)
また色の問題もある。 プロジェクター本体の色は白・黒の2色あり、既存プロジェクターが黒で部屋にもそれなりに合っていたことから今回も黒を選んだ。
ただいざ家に配置したら、思ったよりゴツい印象を受けた。 同じ黒でもフォルムや大きさで印象って結構違うんだなと反省...。
まあインテリアより日々の幸せを重視しているので多少は目を瞑ろうと思うのと、どうにかごまかせる部屋づくりを考えていくつもり。
(おまけ) 他に購入を迷ったプロジェクター
ルーメンがそんなに強くないのと価格が EPSON EH-LS500 より高いので選ばなかった。 店舗で実投射観れないのも要因の一つ。 (東京都には営業中の投射店舗がなかった)
この辺りにしておけば価格は20~26万くらいに抑えられたけど、やはりルーメンを求めてしまった。
終わりに
プロジェクターライフはとても素晴らしい。
今回は30万円前後という大金を使うことで便利で幸せになれるプロジェクターを手に入れたが、そもそも10万円前後のプロジェクターでもそれなりに性能は良かったので「30万円は出したくないけど...」という人でも快適なプロジェクターライフを送ることはできると思う。
10~30万円は安くはないと思うが、テレビとさほど変わらない価格帯だと思う。そのためテレビと両刀になると辛いが、選択と集中をしてしまえば割とどうにかなる金額なのではないか。
そんな気持ちを込めて、次は個人的にオススメな「家庭用プロジェクター購入時の検討方法」についてまとめてみようと思う。
まとめる内容(予定)
- 要件定義
- 用途(頻度、部屋の状態、投射する映像の種類)
- プロジェクター配置図(投射位置、スクリーンサイズ、プロジェクターの設置場所)
- 予算
- 探し方
- メーカー絞った方が良い
- 選び方
2020年の振り返りと来年の抱負
社会人になってから1年の振り返りは週報とか年報に書いていたのだけど、考えたことを公私分けず一つのところに集約させたかったので今年からブログにまとめることにした。 まとまりはないつらつらと書いた文章だけど、記録として。
全体感
- 年始〜春先:コロナでだいぶ気落ちしていた。自宅にずっと1人で引き篭もることは自分に向いていないと気づいた。
- 夏:自分なりの新しい生活様式を考え、引っ越し/友達作りなど新しいことをした。
- 冬:将来どうしていきたいか/いくかを現実的に考えるようになった。
- 1年を通して親しい友達にほとんど会っていない。寂しい。
→ぼーっとしていたらあっという間に歳を取ってしまうし、人生を変えるかもしれない機会というのは意外とアッサリ来るものな気がする。 近いうちに自分の暮らしはもっと変わってもおかしくないし、むしろそうしたいと思っていたのだから将来に向けて着々と備えていきたい。
仕事/キャリア
目標と結果
知見を広めるフェーズかなと思ったので特に注力するものは決めず、開発者としての汎用的な能力っぽいものを身につけていきたい。
→業務でフロントエンド周りを多く担当することにたまたまなったので、途中からはそこに注力することにした(やはり一度得意なものを持った方が幅も深さも広げやすいと思ったので)。開発関連の手段であれば何でも良いので、収入を増やしたい。
→今の収入でも十分生活はできるよな〜というのと、それよりも家事を頑張ってみたり映画を観たりと他のことがやりたくて特に何もしなかった。あと、会社の給料を上げるのはまだ難しそうだ。社外活動もしたい。
→社外のエンジニア知人とか増や-せたら良いな〜のつもりでとりあえずTwitterアカウントたてたりはしたが、客観的に考えて私と仲良くなる理由は私が可愛い女の子だからくらいしかないよな〜って思ってこういう活動はまだ先で良いなって思った。自分自身が仲良くなりたいと思える自分になることが最優先かなと。小さい自分のプロダクト作る活動はもっとしたいな。
→全然やれていない....反省。
その他トピックス
- 着々と経験を積んで前よりも出来ることは着実に増えたとは思う。
- コロナなどでテンション落ちているからあんまり頑張る気が出ないという言い訳で、あまり業務以外で頑張ることは少なかった。
来年の目標
- 小さい自分のプロダクト作る活動を来年こそいっぱいやりたい。経験値を増やしていきたい。
- フレームワークや便利なライブラリをうまく使えるようになるだけでなく、もう少し低レイヤーの理解を少し進めていきたい。
- コードを書く能力だけではなく、議論をしたり人を説得したりする能力も向上させたい。(業務も楽しくやりたいので)
- お金は結果として着いてくれば良いよねと思って、あまり考えず技術力向上させる方向で来年も進めたい。ただし市場の把握はしたい。
生活
目標と結果
- ライフワークバランスは引き続き大事にしたい。自炊、運動、節約。
→バランスは取れているし、むしろ去年より質が向上した。- 早寝早起きができるようになった。
- 掃除などの細かな家事を無意識に継続的にやるようになった。
- ジムは週1で続けている。
- 日々の出費は安定してきた。
- 自炊にはまだムラがあるし、まだ苦手意識はある。
その他トピックス
- 引っ越しをして、住み心地の良い街に辿り着くことが出来た。
来年の目標
- 清く正しい生活は引き続き続けたい。
- 家事やお金の管理は前よりできるようになってきたので、今度は効率化したい。
- ドレッシング、ジャム、漬物、汁物作りが得意になりたい。
- 無駄な出費、まだ削れるところあるので削りたい。
趣味活動
目標と結果
- 4年に1度の長期休暇を人生最高の旅にする。
→シベリア鉄道と白夜のサンクトベルクには行けなかったが、本州最南端へ車で行く旅(日本半周) が出来た。楽しかったこともたくさんあるがそれよりも頑張ったことを思い出すような旅で、なんか成長したような気がした。- 20日間毎日車で走って(合計4,400kmくらい)、うち半分は車中泊。標高800mのとこで車中泊した時は流石に寒かった。
- 一人で暗闇の山の中に(車で)入ることや、一人でカヌー?を漕いだり夜景を楽しんだりすることに抵抗がなくなった。
- 油断して山に入ったら中々抜けられずガス欠......。JAFのお兄さんが結構強い京弁で格好良かった。
- ガス欠したとき車を寄せるのを人に手伝ってもらったり、狭すぎる小道でアワアワしてたら抜けるのを手伝ってもらったりと色々と人に助けてもらった。自分も困っている人を助けられる人間になろうと思った。
- ただ狭すぎる小道をバックで戻ったり、じわじわと切り返したりするちょっと大変な運転は、最終的には全部一人でできるようにもなった。(というか、やるしかないので)
その他トピックス
- 映画友達を作った(特にマッチングアプリで出会った女性が主催する映画会が色んな映画好きの人とお話が出来て本当にありがたい...!)
来年の目標
- 日本国内は結構行ったので(滞在したことのない都道府県はない)、のんびりと街を満喫するような旅行がしたい。(海外旅行にお金は取っておきたいので予算少なめで)
- 旅行の記録性はもう少し向上させたい。やはり後から思い返して懐かしむのも旅の楽しみの一つなので。
- 映画/海外ドラマ友達を増やしたい。
- 自分の好きなものやそれが好きな理由を表現したい。まずは映画アカウントでも作ってちょっとずつ文で書きたい。
2020年観た映画 BEST10
西多摩地域へプチ移住してみた所感
「まるで棺桶じゃないの」
罪と罰で主人公ラスコリニコフの部屋を見て母親が言うセリフだ。
コンクリートの街の日当たりの悪いワンルームに住んでいた私も、在宅ワークが本格化(週5日毎日)してずっと部屋に篭るようになると同じことを感じた。
だから私は「東京」を出ることにした。
※これは #みんなの移住 国内移住・海外移住 Advent Calendar 2020 13日目の記事です。と言っても、下書きのまま眠らせてしまっていたので後日投稿ですが...
※また引越し先は東京都内の青梅市なので長距離移住ではないです。移住の気分で東京(都心)から自然豊かな地域へ移ったのでプチ移住とは言っても良いかなと。東京から出たいけど、通勤や利便性などの観点で都内から出られない人には参考になるかもしれません。
これまでの居住経歴
シェアハウスしたり同棲したりは挟みつつ、現在は会社員の一人暮らし。
渋谷区にいた時は渋谷駅から徒歩10分くらいのガッツリ渋谷な場所に住んでいて、やはり東京は賑やかで便利で楽しいとは思っていた。ラーメン屋とフレッシュネスバーガーがいっぱいあって嬉しかったし。
でもずっと東京にいたからこそ、自然豊かでのんびりできる街に漠然とした憧れがあった。
どんなところに引っ越したか
東京都は23区+26市の多摩地域で構成されており、実は面積の3分の1くらいのは自然豊かな奥多摩町・青梅市・あきる野市が占める。
私が選んだのは青梅市で、利便性と自然豊かさのバランスがちょうど良い街だ。ハイキングコースも多くお散歩にちょうど良い。
良かったところ
- 家賃が安い。
2LDKで月70,000円前後。東京だったら何倍だろう..という価格。 - 広い家に住むことは想像していた何倍も幸せだった。
開放感があって心地よいし、睡眠・私生活・仕事で空間が分かれていて気持ちの切り替えがしやすいことも良い。また広いからこそ物が散らかっていると気になってしまい片付けや掃除を自然にやれるようになった。これも結果的にQOL向上に繋がっている。 - 東京へ気軽に行けない距離でもない。
都心へは電車で1時間前後で行くことができるため、月に数回程度東京で遊ぶ分には不便さを感じない。 - 前述したが都会と田舎のバランスが取れている気がする。
少し歩けばすぐ森(山)に入るような立地で気軽に山の紅葉を楽しめたりと住んでいて気持ちの良い街だが、その一方でそれなりにコンビニや弁当屋さんがあって生活にも困らない。おしゃれなカフェもいっぱいあるから休日も十分楽しめる。(田舎という表現は人によって定義が異なると思うので曖昧に捉えてほしい) - 日帰り小旅行が楽しめるアクティビティが周辺にいっぱい。
御嶽山のような人気の観光山〜日の出山などの穴場山、釣り場、山道ドライブ、多摩川の渓谷でハイキングやラフティング・キャニオニングetc...
個人的なマイナスポイント
- やはり夏はどうしても虫がいっぱい出る。夜は部屋に出入りする時は電気を消すなど徹底しなくてはいけない。
- スーパーが非常に少ない。最寄りのスーパーは歩くとそれなりに遠いのでいつも買い溜めになってしまう。こればかりは東京は便利だった。
書いてて気づいたけど、マイナスポイントがあまりない.....。
どのように選んだか
前述した「良かったところ」を基準に探したのであまり書くことはないが、「都会と田舎のバランスが取れている街」を見つけるために探し方は工夫している。
当時住んでいた小金井から八王子まで中央線沿いを9時間歩いて住みたい街を探した(ちなみにめちゃくちゃ疲れた)。
その中では豊田が気に入ったが家賃相場が自分の理想より高かったので北上して青梅市に着いた時、初めて来たにも関わらず懐かしさを感じてここだって直感した。
また後から調べて知ったのだが、青梅市は東京都内で1,2番目あたりに賃貸が安いらしい。街探しに出る前は高尾あたりを狙っていたのだが、いざ着いたら想像していたよりコンクリートで辞めたのだが青梅より家賃相場が高かった。
自分の直感に感動しつつ、自分の条件を最も多く満たす物件インターネットで念入りに探し無事お気に入りの家を見つけることができた。
※ちなみにもっと奥深い多摩に行くことにも興味があったけど、やはり奥すぎると賃貸が少なくて逆に家賃が高いということもあってやはり青梅市はちょうど良かった。
終わりに
以前から将来は田舎に移住したいと漠然と考えていたが、いざこうやって都内でのプチ移住を試してみると田舎にこだわっていたのではなく、家の広さ(&コスパ)と住んでいて心地いよい街であることを求めていたんだなと気づいた。
漠然とした憧れでリスクのある行動をいきなり選ぶ前に、まずは小さく試して自分のこだわりを発掘していくというのは個人的にオススメしたい考え方かもしれない。